ESP32で秋月電子のST-HL-08-V1を試してみた

 部品を探している時にひょんなことで秋月電子のST-HL-08-V1を買っていたことを発見。何故買ったのかわからないが以前ラズパイゼロにカメラをつけてラジコンカーの映像を監視するおもちゃを作ったことがあり、その時に一緒に買ったのかもしれない。

 せっかく買ったので使わないのではもったいないので動作を確認すべくネットで調べると、幸いにも今やっているESP32に繋ぐことが出来ることを発見。
 早速試してみることとした。

 参考に挿していただいたページはアキバ通いと旅  このページがなければ今回の試みは不可能だったような気がします。大変お世話になりました。


実施にあたって戸惑ったのは、配線の多さである。複雑で参考にさせていただいたページだけでは私には配線できない。
そこで秋月の説明書にある回路図とホームページの配線を見比べながら一本づつ繋いでいく。
アースとか電源ラインが省略している部分もあり、念入りに調べ、繋いでゆく。
何とか辻褄を合わせて作り上げた回路図をブレッドボード上で構成するのだが、配線数が多くて周りにあるジャンパ線をかき集めて何とか間に合わせた。

 その前に参考にさせて頂いた構成では、小型のディスプレーをESP32に直結して映像をモニターするようになっているが、その必要性が分からず、同じ部品が無かったこともあり私はこれを削除した。
 ブラウザで見るのだからカメラの向きなどはこれで調整すれば良いのでは。という考えであった。

 しかし、実際に動かしてみると画像表示の遅いこと。これではカメラを振るなどはとても出来ない。以前ラズパイゼロでリモコンカーの先端に付けて映像をブラウザで見た時は、それなりに動いていたので、もう少し速く表示されると思ったのが間違いであった。モニターは必須である。

 しかし、兎に角動いたので内容を以下に書いておく。

〇配線図
 参考にさせて頂いたページに有ったものを私が行った結線で修正した。当然ディスプレイは付いていない。



〇ブラウザでの表示画面
 シリアルモニターで確認したIPアドレスにブラウザでアクセスすると、先頭画面が表示されるので「Snap」をクリックすると右のようカメラで撮った画像がゆっくり表示される。この画像はカメラの前に手でSDCardのUSB変換アダプタを差し出したものである。

   

〇外観
 配線でゴチャゴチャで、カメラも埋もれて見えない程である。動作を試すのであればこれでも良いが、実用に供するには参考ページにあるようにプリント板にはんだ付けするなどですっきりさせる必要がありそうである。



〇スケッチ
 参考にさせて頂いたサイトのものからディスプレイの部分をコメント化することで問題なく動作した。
修正したスケッチ

〇感想
 速度があまりにも遅いので、実用には少し問題がある。ラズパイゼロ程度の速度は必要ではなかろうか。