TurboLinuxもOfficeのフリー版であるOpenOfficeが使用できる環境となったことからクライアントとしても使えそうな状況になっ てきつつある。 ここで私の環境で問題なのが日本語の仮名入力とWindows用にセットしているSAMBAサーバーを使ったファイル共有とプリンター共有であった。 日本語の問題については、一つ前のCannaを使った仮g)名入力により完全ではないが、かなり改善された。次にSAMBAサーバーの利用である。 まず、プリンター共有については、 標準のプリンタールーチンであるLPRngをサーバー側にインストールして、ローカルプリンターの設定をおこなう。これでWindowsクライアントか らは問題なく印刷できる。 つぎにLinuxクライアントの番であるが、TurbolinuxWorkstation8の標準のプリントルーチンはCUPSである。これにより Windowsプリンターの利用設定をおこない印刷操作をしてみるがうが、全く反応しない。 原因について、全く想像がつかないので、Ver7までの標準であったLPRngに置き換えてみる。 方法は、Turbolinux Server7のものをそのままインストールする。 まず、CUPSとKUPSをアンインストールする。 #rpm -e cups kups 次に、LPRngなどをインストールする。 #rpm -Uvh LPRng- #rpm -Uvh printfilter- これから turboprintcfg を立ち上げて、Windowsプリンターの共用を指定する。 workgroupとかホスト、パスワードなどを入力する。私の環境では次の通りである。 ホスト名 : PC98ND WORKGROUP:ANABUKI プリンター://pc98nd/rlp I D :xxxxxxxx Password :XXXXXXXX 私は通常パスワードは入力しない設定にしているのであるが、どうも無しではすましてくれないようなので、パスワードをセットしているIDを別途作成してお く。 これでコマンドラインから #lpr -Prlp xxxx.txt でSAMBAサーバーのプリンターに印刷できる。ここで、rlp は、Linuxクライアント側でつけたネットワークプリンターの名前である。 次にアプリケーション側での設定であるが、 Mozilla1.0での動作はブリンター設定の中のプロパティで lpr -Prlp を設定する事で動作した。しかしWindowsと比べると印刷結果は少し大振りで閉まりがないようである。 やはり、印刷は、まだWindowsにはかなわないようである。 ついでにOpenOfficeでの様子であるが、ブリンター設定ツールがワープロとか表計算などのアプリとは別に用意されておりそこで設定するようになっ ていた。 印刷結果は満足いくものであった。 これら以外のKDE標準アプリについては、Windowsのように印刷メニューで設定プリンターを選択できるようになっていた。 参考のためプリンターの設定ファイル /var/spool/lpd/rlp/.config で指定している設定内容は以下の通りである。 # # SMB configuration for the queue. # Generated by printconfig 1.2.4 # Do not modify unless you know what you are doing. # WARNING - this file contains plain-text # passwords. # share='\\pc98nd\rlp' user=trisal workgroup=ANABUKI password=trisal 前ページ |