ArmBianの初期設定
とりあえず ID:root PW:1234 でログインするがすぐにユーザーの設定を要求される。
再起動後はArmBianはそのユーザーで立ち上がる。
次に戸惑う初期設定
ArmBian導入当初は、
1.キーボードが配列どおり理解されず目的の記号を入力するのに色んなキーを押して探す必要がある。
2.日本語フォンが表示されない。
3.日本語入力ができない。
4.大したことでは無いが時刻が世界標準時である。
でちょっと戸惑ってしまうことがある。
落ち着いて一つずつネットで調べるなどで対応していけば解消されるのだが、初めてインストールする時は戸惑ってしまう。
対処方法を以下に述べる。
1.キーボードの言語設定(キー配列)
「dpkg-reconfigure keyboard-configuration」で設定。
確信は全くないがjp105キーボードを選択後次に出てくる選択画面ではjapaneseを何画面か続けて選択。
それで今のところは問題は出ていない。
2.日本語フォンとの導入
まずlocale の設定
「dpkg-reconfigure locales」
でja_JP.UTF-8を指定。
$ echo $LANG で確認
さらにフォンのインストール
「sudo apt-get install task-japanese」
「sudo apt-get install fonts-vlgothic」
で日本語が表示されるようになる。
ここで注意が必要なのは、 locale で日本語化をした時に日本語フォントがインストールしていないと文字が化けてしまいそれ以降の設定に苦労する。日本語フォントとja_JPの設定は少なくとも同時に行う必要がある。
また、メニューはここまでの設定では日本語にならない。
$ sudo localectl set-locale LANG=ja_JP.UTF-8 LANGUAGE=”ja_JP:ja”
この変更を加えたうえで再起動の必要がある。それで初めてメニューも日本語となる。
3.日本語入力の設定
ネットで調べてそれに従い必要なソフトをインストール。
sudo apt-get install uim
sudo apt-get install uim-mozc
だが
--------------------------------------------------------------
anabuki@rock64:~$ sudo apt-get install uim-mozc
パッケージリストを読み込んでいます... 完了
依存関係ツリーを作成しています
状態情報を読み取っています... 完了
インストールすることができないパッケージがありました。おそらく、あり得
ない状況を要求したか、(不安定版ディストリビューションを使用しているの
であれば) 必要なパッケージがまだ作成されていなかったり Incoming から移
動されていないことが考えられます。
以下の情報がこの問題を解決するために役立つかもしれません:
以下のパッケージには満たせない依存関係があります:
uim-mozc:armhf : 依存: uim-utils:armhf (>= 1:1.8.1-2) しかし、インストールされようとしていません
E: 問題を解決することができません。壊れた変更禁止パッケージがあります。
ということでインストールできない。ということで以下のインストールは意味がないのでこの方法は
没とした。
sudo apt-get install ibus-mozc
sudo apt-get install mozc-utils-gui
sudo apt-get install mozc-server
sudo apt-get install im-comfig
sudo apt-get install zenity
この方法ではダメなのでさらにネットで調べると成功例の説明を発見、それを試す。
apt-get install im-config ibus-anthy
apt-get install ibus-anthy が中断するも警告に従いapt-get update実行し、再挑戦が成功した。
結果日本語の入力が可能となった。なぜ uim-mozc がダメだったのかは分からない。
DietPiでも同じような状況であった。
日本語変換の設定内容は、以下のように私のこれまでの操作方法である、変換切り替えは半角ー全角キーでかな変換である。
4.タイムゾーン設定
「dpkg-reconfigure tzdata」
Asia-Tokyoと指定すれば日本時間となる。
$ date で確認
2019年 5月 11日 土曜日 16:15:25 JST
以上で取り合えずの初期設定は終了である。後は必要なアプリケーションをインストールし、作業環境を整えればよい。