fonルーター改造関連資料 平成20年度日経Linuxの12月号にfonルーターの改造記事が出ていたことがきっかけで、こんな小さなものでもLinuxが動作することを知り、これまでLnkStationでやった改造がfonでも出来るのではと取り掛かったのがきっかけである。 LinkStationに比べ値段もamazonで購入すると送料、振込料も不要で1980円と非常に安く、これだといくら失敗しても気になることは無く、また電子工作的な要素もあったためやってみることとした。 やってみたのは
主にはブログの方に書くこととするが、ここではブログでは表現しにくい今後の参考となりそうなものを資料的に羅列しておくこととする。 1.日経Linux12月号にある記事の内容の再現 これに関しては、あまりにもすんなり進んだので特記事項は無い。少し苦労したのはやはりSDカードのはんだづけの部分である。 価格が安いのでカードに直接半田付けすることも考えたが、フォーマットとかパソコンでの内容確認などがありそうなので、千石電商で買った200円程のソケットを介して繋ぐこととした。 しかし、そのソケットの端子はかなり小さくて使う線が太すぎたのかも知れないが、隣の端子に触りそうで苦労した。 部品関係とカモンの携帯電話シリアルケーブル9−KEは千石電商の通信販売で購入したが、送料が1000円強であり、購入物をある程度集めないと割高となるのが気になった。 シリアルケーブルは、9−KEの携帯電話側コネクターを切り離し、そこにディスクトップのマザーとコネクターの接続に使うUSB接続ケーブルを半田で接続した。 後の祭りではあるが、この方法だと端子がバラバラでまとまりが悪く扱いに苦労があるが、四連の端子を使えばより良かったと後悔している。 2.DD−WRTによる単なるアクセスポイントの実現 Blogにも書いたが我が家の無線LANの負荷分散のためもう一つのアクセスポイントが欲しかったのがきっかけで安価なfonで実現してみた。 結果は、通常のアクセスポイントと比べ、少し動作に不安はあるがそれなりに使えており、家庭内LANが少し速くなったような気がしている。 作業の過程の詳細はこちらDD−WRT化作業の詳細を御覧ください。 3.nagiosのインストール nagiosのインストールで苦労したのは、nagiosでは必要なライブラリとか本体をコンパイルする必要があるが、fonに導入したOpemWrtに は肝心のmakeコマンドが見当たらない。仮りに有ったとしても非力なfonでは何時間かかるかわかったものではない。 このような場合、クロスコンパイルを使うようであるが、その環境をどのように構築すればいいのか全く分からない。 組込みLinux用にクロスコンパイル環境を構築するツールがあるやの情報があったのでそれをネットで調べている内に、そこまでやらなくてもSDカードを 組み込むための再構築環境がクロスコンパイル環境そのものではないかということに気が付き、この環境で試みることとした。 しかし、この環境もただ一度使っただけのもので中身については全く理解していなかったが何はともあれ試してみることとした。 さらに、nagiosに必要なzlib、libpng、libjpeg、gdそれぞれが一様の仕様で作られている訳では無いのでクロスコンパイルは、それぞれに対応した微調を要した。 また、基本的なこととしてコンパイル後のインストール先は試行錯誤の結果、ライブラリの在処とかがプログラムに書き込まれるようなのでデフォルトのもの、 つまりGD関係は/usr/local/lib,inclideでnagiosは/usr/local/nagiosを採用した。 以下にその詳細を記す。
と言う意味で、nrpeなど表示を伴わないものであれば十分使えそうなので本体から直接監視しずらいネットワークなどで活用出来そうである。 なお、必要ファイルの内nagios用のプラグインだけが何故かOpenWrtのパッケージに nagios-plugins_1.4.9-1_mips.ipkというものがあったのでこれを使用した。 4.その他Tips |