テーマTwntySenteenのサイドバー表示幅調整

 デフォルトの設定ではサイドバーの幅が本文に比べて多すぎるように思ったので幅を調整してみた。

 方法はネットのお世話になりこのページのお世話になり、style.cssに以下の内容を最後に追加した。

@media screen and (min-width: 48em) {
	.wrap {
		max-width: 1200px;
		padding-left: 3em;
		padding-right: 3em;
	}

	.has-sidebar:not(.error404) #primary {
		float: left;
		width: 75%;
	}

	.has-sidebar #secondary {
		float: right;
		padding-top: 0;
		width: 19%;
	}
}

ラズパイでUPDATE失敗対応

ラズパイのBusterでUPDATEを試みたところ

  1. 公開鍵を利用できないため、以下の署名は検証できませんでした
  2. 以下の署名が無効です

などのエラーメッセージが出てUPDATE出来ない事象が発生した。
 私としては今まで経験が無かったことなので少し慌てたがネットで調べると良くあることのようで、その内容に従って処置すると難なくUPDATEに成功した。以下はその内容である。

1の「公開鍵を利用できないため、以下の署名は検証できませんでした」に対しては
警告メッセージの中に
NO_PUBKEY 04EE7237B7D453EC   NO_PUBKEY 648ACFD622F3D138
なる記述があり、警告は2項目であるのでそれぞれその内容に従い、

$ sudo apt-key adv –keyserver keyserver.ubuntu.com –recv-keys 04EE7237B7D453EC
$ sudo apt-key adv –keyserver keyserver.ubuntu.com –recv-keys 648ACFD622F3D138

と2回キーの書き換え操作を行う。これは警告されるキーの数だけ行う。

2の「以下の署名が無効です」に対してはりすとで確認すると

pi@raspberrypi:~ $ apt-key list
/etc/apt/trusted.gpg
—————————————————-
pub rsa2048 2012-04-01 [SC]
  A0DA 38D0 D76E 8B5D 6388 7281 9165 938D 90FD DD2E
uid     [ 不明 ] Mike Thompson (Raspberry Pi Debian armhf ARMv6+VFP) mpthompson@gmail.com
sub  rsa2048 2012-04-01 [E]
pub rsa2048 2012-06-17 [SC]
  CF8A 1AF5 02A2 AA2D 763B AE7E 82B1 2992 7FA3 303E
uid     [ 不明 ] Raspberry Pi Archive Signing Key
sub  rsa2048 2012-06-17 [E]

/etc/apt/trusted.gpg.d/microsoft.gpg
————————————————
pub  rsa2048 2015-10-28 [SC]
   BC52 8686 B50D 79E3 39D3 721C EB3E 94AD BE12 29CF
uid     [ 不明 ] Microsoft (Release signing) gpgsecurity@microsoft.com

/etc/apt/trusted.gpg.d/php.gpg
———————————————
pub  rsa3072 2019-03-18 [SC] [期限切れ: 2021-03-17]
   1505 8500 A023 5D97 F5D1 0063 B188 E2B6 95BD 4743
uid     [期限切れ] DEB.SURY.ORG Automatic Signing Key deb@sury.org
———————————————————————————————————–

DEB.SURY.ORG の署名が有効期限切れなのでphp.gpgを削除する。

$ sudo rm /etc/apt/trusted.gpg.d/php.gpg

update時のエラーメッセージ中に表示されているDEB.SURY.ORG の キー を削除する。

$ sudo apt-key del Z181S2B699CD5741
OK

DEB.SURY.ORG の新しい GPGファイルをダウンロードする。

$ sudo wget -O /etc/apt/trusted.gpg.d/php.gpg https://packages.sury.org/php/apt.gpg

 これで$ sudo apt-get update でエラーが出なければ成功である。

ラズパイゼロにUSBMountを導入

 最近USBメモリーを使った外部とのデータのやり取りが増え、自宅での作業もそのUSBメモリー内のファイルに対して行うことが増えて来た。

 ホームページのデータなどは自宅内のNASサーバーにおいてあるので自宅内に何台かあるパソコンでの作業もNAS内のファイルに行うことが出来るので問題ないが、持ち歩くUSBメモリー内のファイルとなれば別で作業するパソコンに都度差し込む必要が出て不便である。

 そこでこのUSBメモリーも家庭内NASと同様の扱いが出来れば便利かと思い付き調べてみるとusbmountなるものがありこれをインストールすればUSBメモリーを挿すだけで特段操作しなくてもNAS内のファイルと同等の扱いが出来ることが判明したので早速試してみた。

 ネットで調べて私の環境に近い書き込みを発見
https://yueno.net/xoops/modules/xpwiki/?PC%2FRaspberryPi%2FLinux%E3%82%92%E5%8B%95%E3%81%8B%E3%81%97%E3%81%A6%E3%81%BF%E3%82%8B%2FUSB%E3%83%A1%E3%83%A2%E3%83%AA%E3%81%AE%E8%87%AA%E5%8B%95%E3%83%9E%E3%82%A6%E3%83%B3%E3%83%88USBMountの操作

 ここを参考にusbmountのインストールを実施する。
 まず
sudo apt-get install update
sudo apt-get install upgrade
sudo reboot

で最新バージョンにしておいてからusbmountをインストール
sudo apt-get install usbmount

usbmountの設定ファイルである/etc/usbmount/usbmount.confを編集

FILESYSTEMS=”ext2 ext3 vfat usbfs”
MOUNTOPTIONS=”sync,noexec,nodev,noatime”
FS_MOUNTOPTIONS=”-fstype=vfat,iocharset=utf8,codepage=932,uid=1000,gid=1000,dmask=000,fmask=011″

など

使っているrasbianがstretchの場合
sudo vi /lib/systemd/system/systemd-udevd.serviceを編集
MountFlags=slave

MountFlags=shared

sudo reboot

USB メモリーをラズパイに挿入して自動マウント出来ていれば完成

pi@raspberrypi:~ $ df

ファイルシス1K-ブロック使用使用可使用%マウント位置
/dev/root148360001274544129258369%/
devtmpfs47011604701160%/dev
tmpfs47472404747240%/dev/shm
tmpfs474724125724621523%/run
tmpfs5120451161%/run/lock
tmpfs47472404747240%/sys/fs/cgroup
/dev/sda130228480665280295632003%/media/usb2

/media/usb2にマウントされている。

/etc/usbmount/usbmount.confで指定したuidとgidが機能しているかどうか
ls -l /media  で見てみるとuser,group共 pi となっており設定が機能していた
これがrootのままだとsambaでwindowsから書き込めないなどの不具合が出る。

 次に家庭内のどのパソコンからでもアクセスできるようsambaに組み込む。
 sudo vi /etc/samba/smb.conf
の最後に
[USB]
path = /media/usb2
read only = no
guest ok = yes
force user = pi
を書き込み/etc/init.d/smbd restart
でsambaを再起動してWindowsから見えれば完成である。

令和3年5月1日追記 

 その後USBメモリーの使い勝手を良くするためamazonで見つけたUSB延長コードを購入。
 ラズパイのUSBポートに直に抜き差しするのは稼働している機器に衝撃を与えることとなり不安であったがこれだと安心して抜き差しが可能である。

dav

エクスプローラでNASを指定した時の画像。USBが組み込まれている。

サーバーをラズパイ4Bに移行しました。

 動画ファイルを扱うことが頻繁になり、サーバーの容量と速度不足が気になっていたので、サーバーをラズパイ3B+に32G-SDcardからラズパイ4Bの4Gメモリーのものに120GのSSDをつけたものに取り換えた。

 最初はメモリー不足から応答が遅くなっていた事への対応が出来ればということでSDカードをそのままラズパイ4Bに刺せばいいのでは思っていたのだが、何故かラズパイ3で稼働していたSTRECHの入ったSDカードはラズパイ4Bでは動作せず、結局新規にBusterをインストールしたラズパイ4にwordpressを移設するはめとなり大がかりとなってしまった。

 やり方は

  • ラズパイ4に繋いだ120GのSSDにBusterをインストール
  • さらにこの状態でwordpressをインストールしてapache+php+mysqlの環境を構築
  • Let’s Encryptを使ったsslで運用していたので、

$ sudo apt-get install certbot python-certbot-apache

で関連ファイルを追加する。上手く追加されたかどうかを以下のコマンドで確認する。
$ sudo certbot –version

旧サーバーの/etc/letsencrypt 以下のファイルを新サーバーの/etc/letsencrypt以下にコピーする。

  • Apach2をSSL設定に変更する。
  • mysqlのデータベースを移設する。
  • wordpressによるブログを含めたホームページである/var/www/html以下を新サーバーにコピーする。
  • 最後にアクセスログの集計に使っているwebalizerの組み込みを過去の書き込みを参考にしながら実施する。

以上で移設完了である。IPアドレスを旧サーバーのものに変更して起動する。
https://anabuki.mydns.jp/でアクセスできれば移設成功である。

今回は何故か一発で完了した。SSLが動かなかったらどうしようとか、wordpressとmysqlとの連携が壊れていたらどうしようとか心配したが、案ずるより産むが易しであった。
美味く動かなかった時は旧サーバーに戻すことも想定しながら作業した。
今後不具合が出る可能性がないとは言えないので、個別に対応していくつもりである。

結果は、やはりメモリー・SSD共高速であり、ログインとか編集画面への移行時引っ掛かかっていたものも無いようである。めでたしめでたしである。

しかし、一夜明けwebalizerのデータを見てみると日本語が大化けでした。
過去の自分で書いた記録を見てみると、日本語化にはソースからのコンパイルが必要とのこと。結構大作業のようなので後日暇を見つけて挑戦してみるつもの。
 よく調べておけば良かったと後悔しきりである。