ラズパイ4での32bitOS USB起動

 これまでラズパイ4でのUSB起動はrasbianの64bitOSを使っていたので問題はなかったのだが、いざ32bitOSを使わざるを得なくなって、試してみると当然起動するものだと思っていたものが、.elfがどうとかで起動しない。

 はたと困り果て、ネットで検索してみると、/bootにあるxxx.datとxxx.elfファイルをこ こから

https://github.com/raspberrypi/firmware/tree/master/boot

貰って来て上書きするように書いてある。

 こんなもんでと思ったがものは試しと思い、起動しなかった32bitOSを入れたUSBの/bootにある xxx.datとxxx.elf ファイルを全部で確か16個上書きした。

 その上で起動してみる。なんと問題なく起動するではないか。しかも速い。こんな方法があるのなら早く知っておけばと思う次第である。

ラズパイ3B+のSWAPを拡張

 このところラズパイ3+を使ってarduinoIDEでスケッチをコンパイル中ハングアップすることが頻発していた。

 暫く原因が分からなかったが、アプリの起動数が多いとよく発生していることに気づき、もしかしてメモリー不足ではと思い付いた。

 それではSWAPを拡張すればと思い、現行のSWAPを
 $ swapon -s 
で見てみると100Mbyteであった。

 これではすぐに足りなくなるのではと思い、メインメモリーと同じ1Gとすることとした。

 方法は /etc/dphys-swapfile でCONF_SWAPSIZE=1024とすればよい。
$ sudo vi /etc/dphys-swapfile
でこの修正を行い、
$ sudo /etc/init.d/dphys-swapfile restart で反映する。

 swapon -s で確認すると見事1Gbyteに拡張されていた。

 試しにハングしたブラウザ+arduinoIDE+libreofficeのwriteを立ち上げてみるが難なく立ち上がった。
$ free
でメモリーの使用状態を見てみてもswapを200M程使用していたがまだ余裕があった。

これなら安定して使えそうである。

古いディスクトップWindowsPCをメモリー増強

 私はWindows,Linux取り交ぜて数台のパソコンを使っているのだが、その内の一台であるディスクトップWindowsPCについて、今回メモリーを増やしてみた。

 このパソコンは無線のコンテストでログを取るために使っていたもので、スピードよりも静粛さが大いに重要だったので、ファンレスのものを使っている。しかし、ファンレスということはCPUが遅いということでかつメモリーも4GBと非力である。マザーボードにノートのものを使ったasusのK31Nである。せめて読み込み速度だけでも上げようとディスクは購入と同時にSSDに換装した。

 無線のコンテスト用としては不足はなかったが、最近は無線とは疎遠となり、どちらかといえばarduinoのコンパイルに使うようになった。となると、非力さが気になるようになり、せめてもとメモリーアップすることにした。

 ネットで調べてみると現状の4GBはソケットに刺さっており、これを挿し替えることでメモリーアップは可能なようである。しかし、サイズは8GBまでのようである。

 蓋をあけてみてみると、サムソンのPC3Lの4GBが刺さっている。買ったものが合わないということがあってはと思い、同じサムソンの8GBをアマゾンで購入した。作業は簡単なもので、メモリーを固定しているピンを外し、メモリー本体を抜いた後に購入したものを挿すだけである。

 蓋をして、電源を入れる。心配した不適合もなく難なく立ち上がった。ほっとする瞬間である。

 で効果のほどであるが、起動時間は当然のことながら変化なし。メモリーの使用状態は、数字通りである。

 体感的にはアプリの動作が少し速くなったかなぁという感じである。SSDの時は起動の高速化が実感できたが、メモリーではそんなものかも知れない。これでもう暫くこのパソコンを使っていくことが出来るであろうか。