最近のトラブルがようやく終息

 ラスパイ4導入に絡んで発生したトラブルがやっと終息した。解決ではないのが残念だが日々の運用には支障がない程度に落ち着かせることが出来た。概要は以下のとおり。

1.ラズパイZEROのwifiドングルが動かなくなった

 RTL8812AUを使ったもので、ラズパイが対応していないのでドライバーを自分でmakeしたものを使っていた。
 upgradeによりシステムのバージョンが変わったためか、反応しなくなった。

 対応は、アップしたバージョンで再makeしたが、ドライバーソースのバージョンも変わっており、何故か動かなかった。そこで仕方なくシステムを動いていた当時のものに再インストールして取り合えず復旧。今後upgrade操作はしないよう気を付ける。

2.頻繁に変わっていたグローバルIPアドレスの原因がSTnetではなく我が家のルーターであることが判明

 かなり古いメルコのルーターであったので、WiFi親機のルーター機能を使う事に変更。結果nagios3をネットワーク内で稼働させることになり、監視機能は少し向上した。

 ただ、従来可能であったネットワーク内部から公開サーバーへのアクセスが出来なくなり、別ルートでアクセスせざるを得ないblogのメンテに苦労することとなってしまった。

3.ラズパイ4はUSB起動が出来ない。

 当面SDカードを併用したUSB起動で運用し、ラズパイ4の対応を待つこととする。

ラズパイに監視ツールnagios3をインストール

 ホームページを公開しているのだがIPアドレスがちょくちょく変わりアクセス出来ない時間帯が発生しているので安定性に欠けるのではと思い、定量的に把握したくてかつてメルコのリンクステーションをハックしてインストールして使っていたnagiosを再びインストールしてみた。

 ラズパイゼロを使ったが、インストールは簡単でapt-get install nagios3 で完了した。
 監視した結果を表示するために使うappach2は既にインストールしていたので道具立てははこれだけである。
 しかし設定に関してはネットを見るが適当なものが無く、過去にホームページに書いて置いたものを見直したりしながら何とか動かす事ができた。
 詳しくは備忘録に書くが、やりたかった日本語化はパッチが最近のバージョン用には公開されていないようであり、かと言って自分で作る力もないので諦めることとした。

 anabuki.mydns.jpへのアクセスが出来なくなる時間を調べるだけなので、日本語化はが出来なくても問題は無さそうである。

アイコンの変更は出来たが日本語化は出来なかった。

rtl8812auを使ったWiFiが止まってしまった。

 ラズパイZEROで使っていたrtl8812auを使ったドングルが止まってしまった。理由はシステムのアップグレイドをしてしまったせいのようである。

 アップグレイド後のバージョン番号を見てみるとドライバーをコンパイルした時のバージョンと異なっている。どうもこれが原因のようであるが、再コンパイルとなれば一年も前にしたことなのでよく覚えていない。

 こんな時のための備忘録でラズベリーパイ設定に関するTipsに当時のやり方を書いているのでそれを見ながら再度コンパイルしてみるしかない。

 別のMelcoのドングルでは動いてくれたので、それでお茶を濁しながら挑戦してみることとする。

〇追記(令和2年1月15日)

 upgrade したシステムでコンパイルしたがドライバーのソースも前に成功したものとは変わっていたこともあり、make でコンパイルは成功するが動かない。少し条件を変えてみたりしたが結局は状況は変わらず諦めることとして、前に動いていたドライバーrtl8812au.koをコンパイルした時のシステム 4.14.98+ が2019-4-08リリースのものと同じであったためこれをインストールして使用することとした。
 ただしupdateはsambaなどがインストール出来ないので実施したがシステムが変わるupgradeはせずに、これに動いていたrtl8812au.koをコピーして使用することとした。
 何分買ったドングルがここで使う以外使い道が無いもので止む無くこれで暫く使っていくこととする。くれぐれもupgradeはしないよう気を付けなければ。

ラズパイにアンドロイドをインストール

 ネットを見ているとラズパイにアンドロイドをインストールしたとの記事が散見されるので、試してみた。実はRock64で試したことはあるのだが、上手く動かなかった経験があり、そのリベンジの意味もある。

 ラズパイ用のアンドロイドは幾つかあるようなのだが、アンドロイド9が目につき

  lineage-16.0-20191222-UNOFFICIAL-KonstaKANG-rpi3.zip   に決めた。

 使用したラズパイは3B+。当初USBでの起動が好都合なので試してみたが、何故か上手く起動しない。それで諦めてSDカードで試すと起動することが出来た。
 ネットで探してみるとUSB起動とするためには一部ファイル名の変更が必要との記事を発見し、それを試してみると起動することに成功した。

 修正箇所は以下の通りで、これらファイルがあるのは、FAT32でフォーマットしたドライブのためWindowsで修正が可能であった。
 修正したのは以下の通り、

   mv ramdisk.img ramdisk-sdcard.img
  mv ramdisk-usb.img ramdisk.img
  mv ramdisk-recovery.img ramdisk-recovery-sdcard.img
  mv ramdisk-recovery-usb.img ramdisk-recovery.img

表記はLinuxのコマンド形式で書かれているがWindowsではエクスプローラでファイル一覧を表示させ、ファイル名の変更で名前を順番に置き換えればよい。
 これで起動はしたが、使い方が良く分からない。ブラウザはアンドロイド標準のChromeがインストールされておりホームページの閲覧は出きるのだが、それ以外の操作が出来ない。気がついた主な点は以下のとおりである。

  • アプリのインストールをするとラズパイではなくグーグルで同期している別のスマホにインストールされてしまう。
  • 日本語入力が出来ない。
  • 初期状態でインストールされているアプリが少ないためファイル名すら見ることができない。
  • raspbianより少し重たいようでSDカードでは動きが鈍く、USBメモリーで何とか我慢すれば使えるレスポンスとなった。

 ということで動くものの常用で使うことは困難である。一般的なスマホと比べるとかなり重たい。メモリーが3Gとラズパイの三倍もあることから当然かもしれないが。使い方についてはもう少し調べてみることとする。また、別のタイプのアンドロイドも試してみることとする。