ラズパイゼロにUSBMountを導入

 最近USBメモリーを使った外部とのデータのやり取りが増え、自宅での作業もそのUSBメモリー内のファイルに対して行うことが増えて来た。

 ホームページのデータなどは自宅内のNASサーバーにおいてあるので自宅内に何台かあるパソコンでの作業もNAS内のファイルに行うことが出来るので問題ないが、持ち歩くUSBメモリー内のファイルとなれば別で作業するパソコンに都度差し込む必要が出て不便である。

 そこでこのUSBメモリーも家庭内NASと同様の扱いが出来れば便利かと思い付き調べてみるとusbmountなるものがありこれをインストールすればUSBメモリーを挿すだけで特段操作しなくてもNAS内のファイルと同等の扱いが出来ることが判明したので早速試してみた。

 ネットで調べて私の環境に近い書き込みを発見
https://yueno.net/xoops/modules/xpwiki/?PC%2FRaspberryPi%2FLinux%E3%82%92%E5%8B%95%E3%81%8B%E3%81%97%E3%81%A6%E3%81%BF%E3%82%8B%2FUSB%E3%83%A1%E3%83%A2%E3%83%AA%E3%81%AE%E8%87%AA%E5%8B%95%E3%83%9E%E3%82%A6%E3%83%B3%E3%83%88USBMountの操作

 ここを参考にusbmountのインストールを実施する。
 まず
sudo apt-get install update
sudo apt-get install upgrade
sudo reboot

で最新バージョンにしておいてからusbmountをインストール
sudo apt-get install usbmount

usbmountの設定ファイルである/etc/usbmount/usbmount.confを編集

FILESYSTEMS=”ext2 ext3 vfat usbfs”
MOUNTOPTIONS=”sync,noexec,nodev,noatime”
FS_MOUNTOPTIONS=”-fstype=vfat,iocharset=utf8,codepage=932,uid=1000,gid=1000,dmask=000,fmask=011″

など

使っているrasbianがstretchの場合
sudo vi /lib/systemd/system/systemd-udevd.serviceを編集
MountFlags=slave

MountFlags=shared

sudo reboot

USB メモリーをラズパイに挿入して自動マウント出来ていれば完成

pi@raspberrypi:~ $ df

ファイルシス1K-ブロック使用使用可使用%マウント位置
/dev/root148360001274544129258369%/
devtmpfs47011604701160%/dev
tmpfs47472404747240%/dev/shm
tmpfs474724125724621523%/run
tmpfs5120451161%/run/lock
tmpfs47472404747240%/sys/fs/cgroup
/dev/sda130228480665280295632003%/media/usb2

/media/usb2にマウントされている。

/etc/usbmount/usbmount.confで指定したuidとgidが機能しているかどうか
ls -l /media  で見てみるとuser,group共 pi となっており設定が機能していた
これがrootのままだとsambaでwindowsから書き込めないなどの不具合が出る。

 次に家庭内のどのパソコンからでもアクセスできるようsambaに組み込む。
 sudo vi /etc/samba/smb.conf
の最後に
[USB]
path = /media/usb2
read only = no
guest ok = yes
force user = pi
を書き込み/etc/init.d/smbd restart
でsambaを再起動してWindowsから見えれば完成である。

令和3年5月1日追記 

 その後USBメモリーの使い勝手を良くするためamazonで見つけたUSB延長コードを購入。
 ラズパイのUSBポートに直に抜き差しするのは稼働している機器に衝撃を与えることとなり不安であったがこれだと安心して抜き差しが可能である。

dav

エクスプローラでNASを指定した時の画像。USBが組み込まれている。

サーバーをラズパイ4Bに移行しました。

 動画ファイルを扱うことが頻繁になり、サーバーの容量と速度不足が気になっていたので、サーバーをラズパイ3B+に32G-SDcardからラズパイ4Bの4Gメモリーのものに120GのSSDをつけたものに取り換えた。

 最初はメモリー不足から応答が遅くなっていた事への対応が出来ればということでSDカードをそのままラズパイ4Bに刺せばいいのでは思っていたのだが、何故かラズパイ3で稼働していたSTRECHの入ったSDカードはラズパイ4Bでは動作せず、結局新規にBusterをインストールしたラズパイ4にwordpressを移設するはめとなり大がかりとなってしまった。

 やり方は

  • ラズパイ4に繋いだ120GのSSDにBusterをインストール
  • さらにこの状態でwordpressをインストールしてapache+php+mysqlの環境を構築
  • Let’s Encryptを使ったsslで運用していたので、

$ sudo apt-get install certbot python-certbot-apache

で関連ファイルを追加する。上手く追加されたかどうかを以下のコマンドで確認する。
$ sudo certbot –version

旧サーバーの/etc/letsencrypt 以下のファイルを新サーバーの/etc/letsencrypt以下にコピーする。

  • Apach2をSSL設定に変更する。
  • mysqlのデータベースを移設する。
  • wordpressによるブログを含めたホームページである/var/www/html以下を新サーバーにコピーする。
  • 最後にアクセスログの集計に使っているwebalizerの組み込みを過去の書き込みを参考にしながら実施する。

以上で移設完了である。IPアドレスを旧サーバーのものに変更して起動する。
https://anabuki.mydns.jp/でアクセスできれば移設成功である。

今回は何故か一発で完了した。SSLが動かなかったらどうしようとか、wordpressとmysqlとの連携が壊れていたらどうしようとか心配したが、案ずるより産むが易しであった。
美味く動かなかった時は旧サーバーに戻すことも想定しながら作業した。
今後不具合が出る可能性がないとは言えないので、個別に対応していくつもりである。

結果は、やはりメモリー・SSD共高速であり、ログインとか編集画面への移行時引っ掛かかっていたものも無いようである。めでたしめでたしである。

しかし、一夜明けwebalizerのデータを見てみると日本語が大化けでした。
過去の自分で書いた記録を見てみると、日本語化にはソースからのコンパイルが必要とのこと。結構大作業のようなので後日暇を見つけて挑戦してみるつもの。
 よく調べておけば良かったと後悔しきりである。

最近のパソコン環境

 何時もはASUSの三年前に買ったノートで作業しているのだが、別宅に置いた古い40何インチのテレビでもモニターとして使えるのではと思い立ち、古いASUSの10インチノートでモニター接続用HDMIの少し長いケーブルを買って櫓炬燵で作業している。

 CPUにatomを使ったものでメモリーも2Gしか無くまたストレージも32Gでどちらも増設が出来ないものだが、意外と動いている。2ディスプレイでも動くところが凄いと思う。

 キーボードも本体のものでは小さくて打ち難いので一つしかないUSBコネクターにUSBハブを繋いでそれにUSBタイプの小型キーボードを挿して使っている。
 小型とはいえ本体のものよりキーは大きくて快適である。

 背景は設定できないがZOOM会議も出来、こんな非力なPCでも結構使えるものだと感心している次第である。しかしパワー不足を感じることが時々あるのでもう少しパワーのあるパソコンへの置き換えも考えている。

 BGMもラズパイZEROに入れたVolumioを使っており、FM局が聞けるのでこれまた快適である。

WordPressの練習

 これまで2年近くWordPressのサイトを運用してきたが、文章と画像が記録できれば良いくらいに思っていたので、WordPressの機能は殆ど使っていなかった。

 ここに来て、WordPressの自動更新を可能にしたり、PHPのバージョンアップを行ったり、LAN環境を高速化したりしたこともあり、また、今回取替えたWiFiルーターが以前のものと異なりLAN内からWordPressへのアクセスが可能となりメンテが容易となったことなどから、WordPressの機能を色々使ってみることとした。

1.表作成

 住   所香川県高松市香西北町38-1
 氏   名香西寺
練習用表作成

 入力文字の長さでセル幅が自動で調整される。ことが分かった。上の表は背景色を付けてみた。

2.メディアと文章

これはコスモスです。試しにメディアと文章ブロックを使ってみた。文章の書き出しは上下のセンタリングがされているようで真ん中から始まる。

3.グーグルマップの挿入

4.ギャラリー

 これまで幾つもギャラリーを挿入してきたが画像をクリックすることで大きな画像となる機能は使ったことが無かった。解説本を読むことでリンク先をメディアファイルとすることで出来る事が分かった。これから多用したい。

5.カバーブロック

ラズパイZERO

画像の上に文字を乗せることが出来る。

6.カラムブロック

こちらは2分割のカラムブロックの左側

一方こちらはカラムブロックの右側。
どのように使うのか今一ですが、使えるところでは使っていきます。

7.ボタンブロック

8.お問い合わせフォーム

    メール送信はかなり苦労した。プラグインのWP MAIL SMTを入れ、かつ中継サーバーもGmailでは上手くいかず、別のサーバーを使うことで何とか送信が出来る状態となり一段落。

     当初WP MAIL SMTの存在を知らずpostfixなどのメールサーバーとGmailを試してみたもののGmailの難解な認証手続きにギブアップ。別のプロバイダーを使うことで何とか送信は出来るようになった次第。メールサーバーはかって実装はしたことはあるが、最近はセキュリティ対策が厳しく、素人には手が出ないようなものになったのだろうか。

    家庭内LANからブログへのアクセスが可能となる

     少し前にメルコの専用ルーターが古くなったので手持ちのwifiルーターに取り換えたところそれまで出来ていた家庭内LANから家庭内のWebサーバー、特にwordpressを使ったブログへのアクセスが出来なくなっており、ブログの更新はモバイル回線を使うなど不自由していた。

     ところがLAN内を1ギガに統一したくwifiルーターを取り換えたところ何故か再びLAN内からブログへのアクセスが可能となっているのに気が付きビックリ。

     これでまたブログの更新がやり易くなり、更新頻度も上がりそうです。

     LANの改修は、webサーバーに使っているラズパイも3Bから3B+にしたり、警告されていたwordpressのバージョンを上げたところ全体的にレスポンスが向上したようである。

     記憶デバイスをSDカードからSSDに変更するともう少し早くなるのかもしれません。

     おいおいやってみようかと思っている。

    取替えたメルコWSR-1166

    久しぶりの投稿

    この所家庭内からの書き込みが出来なくなって投稿を渋っていたが久しぶりに書き込んでみた。

     LAN環境をいじって速くなった筈なのだがどうだろか。

    ラズパイ4での32bitOS USB起動

     これまでラズパイ4でのUSB起動はrasbianの64bitOSを使っていたので問題はなかったのだが、いざ32bitOSを使わざるを得なくなって、試してみると当然起動するものだと思っていたものが、.elfがどうとかで起動しない。

     はたと困り果て、ネットで検索してみると、/bootにあるxxx.datとxxx.elfファイルをこ こから

    https://github.com/raspberrypi/firmware/tree/master/boot

    貰って来て上書きするように書いてある。

     こんなもんでと思ったがものは試しと思い、起動しなかった32bitOSを入れたUSBの/bootにある xxx.datとxxx.elf ファイルを全部で確か16個上書きした。

     その上で起動してみる。なんと問題なく起動するではないか。しかも速い。こんな方法があるのなら早く知っておけばと思う次第である。

    ラズパイ3B+のSWAPを拡張

     このところラズパイ3+を使ってarduinoIDEでスケッチをコンパイル中ハングアップすることが頻発していた。

     暫く原因が分からなかったが、アプリの起動数が多いとよく発生していることに気づき、もしかしてメモリー不足ではと思い付いた。

     それではSWAPを拡張すればと思い、現行のSWAPを
     $ swapon -s 
    で見てみると100Mbyteであった。

     これではすぐに足りなくなるのではと思い、メインメモリーと同じ1Gとすることとした。

     方法は /etc/dphys-swapfile でCONF_SWAPSIZE=1024とすればよい。
    $ sudo vi /etc/dphys-swapfile
    でこの修正を行い、
    $ sudo /etc/init.d/dphys-swapfile restart で反映する。

     swapon -s で確認すると見事1Gbyteに拡張されていた。

     試しにハングしたブラウザ+arduinoIDE+libreofficeのwriteを立ち上げてみるが難なく立ち上がった。
    $ free
    でメモリーの使用状態を見てみてもswapを200M程使用していたがまだ余裕があった。

    これなら安定して使えそうである。

    古いディスクトップWindowsPCをメモリー増強

     私はWindows,Linux取り交ぜて数台のパソコンを使っているのだが、その内の一台であるディスクトップWindowsPCについて、今回メモリーを増やしてみた。

     このパソコンは無線のコンテストでログを取るために使っていたもので、スピードよりも静粛さが大いに重要だったので、ファンレスのものを使っている。しかし、ファンレスということはCPUが遅いということでかつメモリーも4GBと非力である。マザーボードにノートのものを使ったasusのK31Nである。せめて読み込み速度だけでも上げようとディスクは購入と同時にSSDに換装した。

     無線のコンテスト用としては不足はなかったが、最近は無線とは疎遠となり、どちらかといえばarduinoのコンパイルに使うようになった。となると、非力さが気になるようになり、せめてもとメモリーアップすることにした。

     ネットで調べてみると現状の4GBはソケットに刺さっており、これを挿し替えることでメモリーアップは可能なようである。しかし、サイズは8GBまでのようである。

     蓋をあけてみてみると、サムソンのPC3Lの4GBが刺さっている。買ったものが合わないということがあってはと思い、同じサムソンの8GBをアマゾンで購入した。作業は簡単なもので、メモリーを固定しているピンを外し、メモリー本体を抜いた後に購入したものを挿すだけである。

     蓋をして、電源を入れる。心配した不適合もなく難なく立ち上がった。ほっとする瞬間である。

     で効果のほどであるが、起動時間は当然のことながら変化なし。メモリーの使用状態は、数字通りである。

     体感的にはアプリの動作が少し速くなったかなぁという感じである。SSDの時は起動の高速化が実感できたが、メモリーではそんなものかも知れない。これでもう暫くこのパソコンを使っていくことが出来るであろうか。

    ラズパイupgradeに2回失敗

    このところラズパイのupgradeに立て続けに失敗している。kernelに絡むUPでOSは32bit版Busterである。

     uodate,upgradeで最新版に置き換えるが、失敗したとの最後にエラーが出る。ダウンロードでのエラーもあるので何度かupgradeしてみるが、結果は変わらない。

     この状態で再起動するとちょっとディスクにアクセスしただけで動かなくなる。中身を見てみると/boot以下のファイルが不足している。削除して新しいものを書き込む段階でエラーとなっているようである。

     復旧は、新規にインストールしても良いが、それなりに使っているのでまた同じことを繰り返すのも面倒である。

     そこで、別のUSBに新規にインストールして、upgrade,で出来た/boot以下のファイルを比較して不足分をコピーしていく。ファイルの数が多いのでそれなりに大変である。

     前回はこれでも完全に復帰せず、ディスクトップが表示された後動かなくなったが、今回は見事せいこうした 。

     理由は分からないが、こういうことが混発するとupgradeが怖くなる。