ラズパイにDietPiをインストール

 ラズパイ3B+にDietPiをインストールしてみた。

 やり方はRock64の場合と同じなので、 Rock64 で戸惑ったことも原因が分かったいるのでスムーズにインストール出来た。

 ネット環境も Rock64 の時はWiFiが上手くいかず有線に頼ったが、今回は無線を使うことが出来た。ただ、アクセスポイントのサーチは動かなかったので手動の設定となった。

  DietPi ではそれ用の設定ツールがあることが分かっていたのでDietPi-config DietPi-Software等を使う事で短時間での設定が出来た。

 ただ難点は、使っているモニターが東芝のテレビのせいか上下左右が少しはみ出してしまい、使いずらいことである。ラズビアンではそんなことがないので、組み込んでいるドライバーのせいかもしれない。今後調べてみたいと思っている。

 もう一つは DietPi とはいうもののRock64に比べるともたつき感が大きく、 DietPi を使うなら Rock64 という感じである。

 まぁ、これを常用することは無いと思う。

追記
 画面はみ出しの件について調べた結果、起動時の画面サイズのコントロールは /boot/config.txt で行っていることが判明。そこで関係しそうなパラメータの # を外し有効にして再起動してみた。ところが DietPi は起動後見てみると変更部分が元に帰っている。どうも起動時別にあるconfig.txtを/boot/config.txt に上書きしているようである。

 この元となるconfig.txtが何処にあるか探した結果、/DierPiなるフォルダーがあり、この中にconfig.txtがあることが判明。そのファイルの中の画面サイズを決めていると思われる、つまり上下左右に黒い帯がある時に指定するdisable_overscan=1 をコメント化してみた。

 その上で再起動。画面を見ると上下左右のはみ出しはなく全ての表示内容が画面に収まった。少し小さすぎるきらいはあるが。/boot/config.txt を見てみるとこちらにも反映されている。

 画面を最大限活用するには disable_overscan=1 の下にあるoverscan_left= などを調整すれば完璧と思われるが常用するわけではないので今回はここまでとした。

ダイソーのSDカードリーダー

ダイソーのカードリーダーを二枚まとめて買ってしまった。理由は最初に買ったものは私のASUSのパソコンでは動作しなかったが、その後買ったものは、正常に動作し今はDietPIのシステムを入れて問題なく使えているから、百円で使えるものなら安いと思ったからである。

 Rock64を試していると色んなシステムを入れたSDカードが必要になり、しかもUSB起動にしたものだからUSB­­‐SDカード変換が必須で、数もそれなりに必要なもので、もし使えればということでついつい買ってしまった。

 色々調べてはみたが、結構気難しくASUSのパソコンとの相性はあまりよくなく、動作したのはしかも8Gまでであるが四枚のうち一枚だけであった。

 しかし、DELLの古いノートでは難なくすべて動作した。

 問題の Rock64 ではUSBハブではダメだが、本体に直接つなぐと認識するとか環境を選ぶようである。

 まぁ、何とか Rock64 で動かせそうなのでしばらく使ってみることとする。ただし、今のところ8Gまでしか確認できていないので、この範囲で使ってみる。

RocK64でmDNSが不調

 RocK64のOSであるArmBiaNやDietPiでもmDNSが使いたくて挑戦してみた。

 ラズパイの場合は当初から入っていたので起動時から使えたのだが、こちらは入っていない。そこで、apt-get install avahi-daemonでavahiをインストール。

 これでLAN内の端末からpingを打ってみる。DietPiの場合は ping DIETPI.local、SSHの場合は、ssh root@DIETPI.localである。

 結果は、全然応答が無く不調であった。何が悪いか全く検討がつかない。一つ言えるのはラズパイの場合は全てSAMBAをインストールしていたことであるので、もしや影響しているのではと思い、SAMBAをインストールしてみた。

 するとどうだろう本体以外の端末からはpingもsshも接続できるようになった。
 しかし、本体からのping が通らない。名前解決が出来ないとかでエラーとなる。
 そこで avahi の端末らしい libnss-mdns を apt-get install libnss-mdns でインストールしてみた。しかし効果は無く今度は「システム エラー」なる警告が出るようになった。

 状況をまとめると、本体以外のLAN内の端末からはpingもsshも問題ない。問題があるのは本体からLAN内の端末に向けてのpingがエラーとなることである。
 ネットをみるとそれらしき書き込みは沢山出てくるがほとんど英語のため読む気になれない。

 使用面では大きな障害は無いが納得できないのでさらに調べてみる。

DietPiをHDDにインストール

 DietPiをUSBメモリーにインストールして評価をしようとしたが、中々いいUSBメモリーに行き当たらず困っていた。

 そんな時丁度テレビの録画に使っていたHDDが余ったので、ArmBianと同様にHDDにインストールして使ってみることとした。

 USBメモリーで何とか動いていたシステムを imagemagick でWindowsPCに吸い上げ、それを又 imagemagick でHDDに書き込んだ。

 移行はすんなり行き、順調に稼働している。
 速度もUSBメモリーで起動していた時に比べ、息をつく場面が少なくなり、これなら実用になるのではといったところである。

 また、今回のHDDは2.5インチなのでバスパワーでも動くのではと思い、試して見ると問題なく起動し、今のところ順調である。

 ArmBianに使ったHDDは、3.5インチのため電源が必要だが、今回は電源が不要で形も小型のため使い勝手はDietPiが数段上のため、こちらを使う事が多くなりそうである。

テレビ録画で使っていたHDDの転用でトラブル

 ケーブルテレビの契約を4K対応に変更したところセットトップボックスが取り替えとなった。
 それに伴い前のセットトップボックスに繋いだHDDに録画していたものが使えなくなっててしまった。
 そこでこの際4K対応で録画データ量も増えることから記録用のHDDを取り替え1Tのものにした。

 これに伴い旧のHDDが余ったので、それをRocK64でDietPiをインストールするメディアでUSBメモリーが不調で困っていたのでそれに転用することとした。

 HDDなので通常の方法、つまりfdisk でパーティションを切ってその後フォーマットしたのだが、何故かWindowsに繋いでもドライブ名が割り振られない。また、fdisk で 新規割り当ての n を入力した時も何時もの流れとは違った表示が出る。

 何が悪いのか良く分からないままfdisk /dev/sdb での表示を良く見ているとDisklabel type: gptなるものを発見した。

 このgptなるものをネットで調べると「fdiskはGPT(GUID Partition Table)をサポートしていないらしい。」なる記述を発見。また、Windowsで扱うものは msdos であることも分かったので、どうもこれを gpt から msdos に変更しないとダメではないかと気がついた。

 でその変更をどうすれば出きるのかもネットで見てみると parted で出来るらしい記述を見つけたので、それではインストール済みの gparted でも出来るのではと思い gparted を立ち上げて子細に見ていくとメニューにパーティションテーブルの変更なる項目を発見。

 それをたどって msdos に変更したところwindows で認識され無事システムの書き込みが出来た。

 そんな事が有るなどと言うことは夢にも思っていなかったので少し慌てた出来事であった。

Rock64のОSを試す中で気が付いたこと

 現在のОSの動作確認は、USB起動で行っている。従ってОSはSDカードでUSB変換で行う場合もあるが、大抵USBメモリーにインストールして試している。

 であるから手持ちのUSBメモリーをほとんど使とてしまっているのであるが、気が付いたのはUSBメモリーによっては、起動しなかったり、起動しても動作が不安定になるものがあることである。

 原因はUSBメモリーの読み書きの速度にあるようであるが、計測ソフトで同程度の数値のものでも動作状況に違いが有ったりする。

 という事であるから、全てのОSを同じメモリー媒体で試したのであればまだしもそうでないならばどのОSが動作したしないはあまり当てにならないのかも知れない。

色んなOSを試すのは難しい

 その後、幾つかのOSを試してみたが、なかなか上手くいかない。ROCK64 Main Pageにあるものを順番に試しているが、最後まで上手くいったのは一つもない。

今まで試したものは以下のとおりである。

  • Debian Stretch Minimal 64bit OS Image はCUIでの起動は出来たが、その先の環境設定が上手くいかない。x-windowシステムであるgnomeなどは、apt-get install gnome までは出来たが再起動するとこけてしまう。
  • OpenMediaVault は起動は出来たが、HDDが無いといって先に進めない。
  • Android 8.1. Stock Image [microSD Boot] はUSBでは起動しなかった。SDカードで試したいが今は出来ない。

 と言うようなことでUSB起動にしたことで色んなOSを試すのは楽になったがどれも一癖ありそうである。

Rock64のUSB起動に挑戦

USB3のスピードを体感したくて、Rock64にU‐BootをSPIに書き込んでみた。方法は以下のとおりである。

Rock64をUSB起動とするためのu-boot-flash-spi-rock64.img.xzとUSB起動から元々のSDカード起動に戻すu-boot-erase-spi-rock64.img.xz
をダウンロードし.xzファイルをそのまま書けるEtcherで二枚のSDカードに書き込む。

 その後、USB起動に使うHDDに今までSDカードでカスタマイズしてきたARMBIANをWin32DiskImagerを使って書き込む。
 このHDDはディスクトップでかって使っていた500G、3.5インチのもので、ケースを別途購入してUSB3接続が出来るようしたものである。

 u-boot-flash-spi-rock64.img.xzは300MB弱の大きさのためSDカードへのEtcherによる書き込みは今までの起動用ОSの書き込みに比べると極短時間で終了した。

 このSDカードによるSPIへの書き込み時間は、ネットを見ると何分もかかるような記述が見受けられたが、私間場合は1分もかからなかった。

 書込みの終了は、基板上にある赤白2つ並んだLEDうち白い方が定周期で点滅を繰り返すことで知らしてくれるようである。

赤白二つ並んだLEDのうち白が定周期で点滅する。

SDカードを抜き、HDDをUSB3端子に刺して電源を入れた所無事起動した。やれやれである。

 問題のスピードであるが、爆速という程ではないが、アプリケーションの起動時間など確かに速くなっている。これなら常用に耐えられそうである。

 SYSBenchなるツールで測ったところではSDカードに対してUSB3接続のHDDは、シーケンシャルで読み込み30倍、書込み15倍の高速である。

 また、ネットの書き込みでは、ОSによってはUSB2では起動しても3だと起動しないものがあったりUSB起動は全くダメなものもあるなど様々のようである。


 そのため問題が無いと言われていたARMBIANを選んだわけであるが。折角なので少し使い込んでみることとする。

 後で試しに数日前にインストールしたDietPiを書き込んだSDカードをUSB変換器を使って Rock64 に刺し、起動してみた所USB2だけでなくUSB3でも問題なく起動した。
  U‐Boot が改善されたのかもしれない。

 他のОSもぼちぼち試してみることとする。

Rock64にDietPiをインストール

 ARMBIAN以外も使ってみたくて、ちょっと有名らしいDietPiを入れてみた。DietPi_Rock64-ARMv8-Stretch.7zである。

 DietPiには色んなSBC用のバージョンがあるようだが、その中でRock64版である。

  DietPi のサイトよりダウンロードしたものは63Mと小さなもので、Xwindowsなどは当然入って無くCUIインタフェースの必要最低限のものであった。

DietPi のサイト、色んなSBC用のものがある。ラズパイ用もある。

 操作はWin10で7‐Zを使って.7zファイルを解凍し、出てきた.imgファイルをEtchでSDカードに書き込み、 Rock64 のスロットに書込み起動した。
ID root PW dietpi
でログイン出来る。

  必要最小限の構成であるが、テキストベースのツールが完備されているようである。しかし、慣れるまでは操作が難しい。

 試行錯誤を繰り返し、最終的にはUBUNTU-MATEのX-windowをインストールし、使い勝手は良くなったが、システムサイズは3G程度とかなり大きくなってしまった。

 慣れれば使いやすそうな内容なので、少し使い込んでみたいとも思うし、ラズパイ用もあるのでこれも使ってみたいと思っている。

DietPiのアイコン、少し怖い
DietPi-configを立ち上げたところ、色んな設定ができる。
色んなソフトが選択できる。

ARMBIANに少し慣れたようだ

 インストール直後は環境設定の方法がわからず、キーが違う、日本語表示、入力が出来ないなど色々不都合があったが、一つずつネットで調べるなどして解消していった。

 まず 言語設定については
「dpkg-reconfigure locales」で
タイムゾーン設定については
「dpkg-reconfigure tzdata」で、
キーボードの言語設定(キー配列)についても
「dpkg-reconfigure keyboard-configuration」
でクリアできた。やはりラズパイのraspi-config のような設定用のコマンドがあったのだ。 

 次に日本語フォントの導入は
 「sudo apt-get install task-japanese」
 「sudo apt-get install fonts-vlgothic」

 最後に日本語入力であるが、ネットで調べた
sudo apt-get install uim
sudo apt-get install uim-mozc
で挑戦するも2つめのuim-mozcでこけた。

以下のパッケージには満たせない依存関係があります:
uim-mozc:armhf : 依存: uim-utils:armhf (>= 1:1.8.1-2) しかし、インストールされようとしていません
E: 問題を解決することができません。壊れた変更禁止パッケージがあります。

 なる警告が出て進まない。そこでさらに調べるとapt-get installでim-config,ibus-anthy
でインストールできたなどの書き込みを発見、これを試すとsudo apt-get update は必要であったが無事インストールでき、日本語入力が快適にできるようになった。

 何やかやで、最初は分からないことだらけで戸惑ったが、armbian-config なるコマンドがあることも知ったりで順調に動き出すと、もしかするとラズパイより良いかもと思うようになってきた。

 暫く使ってみることとする。色々画面を載せたかったが、上手くコピーできずこれだけになった。この画像では良くわからないが、メニュー表示は全て日本語である。